中村剛也（40）「僕は全く衰えてない。投手の球速が年々上がってるから僕の成績が落ちてる

西武・中村剛也、40代でのシーズン30発に照準　山崎武司以来15年ぶりの快挙なら史上9人目の大台にも到達

　西武の中村剛也内野手（40）が25日、埼玉県所沢市の球団施設で自主トレを公開し、40代でのシーズン30本塁打に照準を定めた。達成すれば、41歳のシーズンだった2009年に39本塁打を放った山崎武司（楽天）以来の快挙となる。

　本塁打王6度のスラッガーは現役最多の通算471本塁打を誇り、史上9人目の500本塁打まで残り29本。「難しい数字になるけど、ここ何年も30本打てていない。しっかり打てるように」。目標達成なら、今季中の大台到達となる。

　シーズン30本塁打は19年が最後。17本塁打の昨季は4月に7発を量産し、3、4月度の月間MVPに選ばれたが、5月に右脇腹痛で一時離脱した後はペースが落ちた。「開幕ダッシュはなくていい。好不調の波を減らしたい」と淡々と話した。

　不惑になっても「衰えはあまりない」が、ボールの捉え方には工夫を重ねている。投手の球速アップで打ち損じが増えたため、「ボールをしっかり捉える。それでうまくボールの下に入ると打球が上がる」という意識でアーチ量産を図る。

　この日の全体会議では昨年に続き、同じ40歳の栗山とともに高知・春野で行われるB班（2軍）のキャンプで調整することが決まった。「（昨年）春野で（多くの）数を打てた」と手応えを感じた地でじっくり調子を上げる。

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