記者「公明が連立離脱しました」石破「私は今総裁ではないので申し上げる立場にない」
記者「公明が連立離脱しました」石破「私は今総裁ではないので申し上げる立場にない」
産経新聞によると、石破茂首相は公明党の連立離脱決定について「今の内閣で自公連立の意義を十分に発揮できるよう努めたい」と述べた。
また、自民党総裁ではない立場を理由に「党と党の話にはコメントできない」と語ったという。
■要約
公明党の連立離脱を受け、石破茂首相は「今の内閣として自公連立の意義を発揮したい」と述べ、現政権の安定運営に意欲を示した。
一方で、自民党総裁ではない立場から「党と党の関係については言及できない」として慎重な姿勢を崩さなかった。
公明との関係悪化が政権運営に影響する中、首相として“現実的な距離の取り方”を模索している様子がうかがえる。
■解説
石破首相の発言は、一見穏やかだが、連立解消という衝撃の中で“静かな防御”を選んだとも言える。
公明との関係をめぐる主導権は党側(高市総裁)にあり、首相自身は内閣維持と国際信頼の確保を優先している。
これは石破氏らしい現実主義だが、同時に「政治責任の所在」が曖昧になりやすい構図でもある。
自民内では早くも“二重権力”の懸念が漏れ始めており、連立崩壊後の政権運営はバランス感覚が試される局面に入った。
石破氏がどこまで高市ラインと歩調を合わせられるか――ここが今後の焦点となるだろう。
出典:産経新聞





