自動車メーカー・航空会社はなぜプロ野球ではなく「Jリーグ」に参入したのか? 開幕30周年記念で考える

自動車メーカー・航空会社はなぜプロ野球ではなく「Jリーグ」に参入したのか? 開幕30周年記念で考える

転載元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1702764994/

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1: Egg ★ 2023/12/17(日) 07:16:34.36 ID:sLi4MnEu9
プロ野球参入は鉄道会社ばかり 

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2023年、Jリーグ(日本プロサッカーリーグ)は開幕30周年を迎えた。このアニバーサリーイヤーの締めくくりとして、日本のプロサッカーの発展においてモビリティ産業が果たした重要な役割について深く考えてみたい。

 Jリーグが発足した1993(平成5)年以前、日本のプロスポーツ界をリードしていたプロ野球には、モビリティ産業が深く関わってきた歴史がある。具体例は次のとおり(チーム名は現在のもの)。

●セ・リーグ
・阪神タイガース(阪神電気鉄道が親会社)
・中日ドラゴンズ(以前は名古屋鉄道が経営に関与)
・広島東洋カープ(マツダが筆頭株主。広島電鉄も以前は資本参加)
・東京ヤクルトスワローズ/(国鉄スワローズ〈日本国有鉄道系〉が前身)

●パ・リーグ
・オリックス・バファローズ(阪急ブレーブス〈阪急電鉄系〉と大阪近鉄バファローズ〈・近畿日本鉄道系〉が前身)
・福岡ソフトバンクホークス(南海ホークス〈南海電気鉄道系〉が前身)
・北海道日本ハムファイターズ(以前は東京急行電鉄系)
・埼玉西武ライオンズ(西武鉄道系。西鉄ライオンズ〈西日本鉄道系〉が前身)

 現在では阪神と西武しか残っていないが、上記のようにプロ野球に参入したモビリティ系企業のなかでは鉄道会社の比率が圧倒的に高かった。これは、日本のプロ野球創成期において、鉄道が

「地域の主要な交通手段」

だったことに起因する。各鉄道会社は、自社沿線のスタジアムへの集客を通じて地域の活性化を図り、地域住民との結びつきの強化を目的のひとつに球団経営に乗り出したのだ。

Jリーグ参入は非鉄道会社ばかり

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一方、Jリーグも発足当初はモビリティ系企業が目立ったが、その傾向はプロ野球とは異なっていた。リーグ発足時に加盟した10クラブ、いわゆる“オリジナル10”のうち、モビリティ系といえるのは次の6クラブである(クラブ名は呼称)。

・ジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド千葉。東日本JR古河サッカークラブが前身)
・浦和レッドダイヤモンズ(現浦和レッズ。三菱自動車工業サッカー部が前身)
・横浜マリノス(現横浜F・マリノス。日産自動車サッカー部が前身)
・横浜フリューゲルス(現横浜F・マリノス。全日空横浜サッカークラブが前身)
・名古屋グランパスエイト(現名古屋グランパス。トヨタ自動車工業サッカー部が母体
・サンフレッチェ広島(マツダサッカークラブが前身)

 さらに、清水エスパルスの運営に参画する鈴与は物流が主業で、現在は航空事業も展開するモビリティ系企業である。ガンバ大阪の親会社である松下電器産業(現パナソニックホールディングス)は幅広い事業を手がけているが、モビリティ業界にも足を踏み入れている。また、

・ジュビロ磐田(ヤマハ発動機サッカー部が前身)
・セレッソ大阪(ヤンマーディーゼルサッカー部が前身)
・柏レイソル(日立製作所サッカー部が前身)

など、“オリジナル10”には入れなかったものの、数年以内にJリーグに加盟したクラブのなかにも、モビリティ業界に直接的、間接的に関わっている企業が関与しているクラブがあった。

 このように、モビリティ業界関連のクラブは初期のJリーグで重要な位置を占めていた。また、ジェフユナイテッド市原以外は非鉄道会社の系列クラブばかりだった。

つづく

12/17(日) 7:11配信 Merkmal
https://news.yahoo.co.jp/articles/49231690fb2bb9f87a4d53304abe8841072e132b

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