【アメリカンフットボール】日大アメフト部廃部なら逮捕学生に重すぎる十字架 名桜大教授「連帯責任やめるべき」
【アメリカンフットボール】日大アメフト部廃部なら逮捕学生に重すぎる十字架 名桜大教授「連帯責任やめるべき」
転載元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1701988070/
――廃部についての審議が続いている
大峰氏(以下、大峰)10人が大麻を吸っていたとしても、大半の部員が本当に大麻のことを知らなかったのであれば、廃部になって、知らなかった学生も同じ処分を受けるのは問題がある。
――一番、重い処分が下る可能性がある
大峰 今回のケースだけではなく、運動部のみに、極めて厳しい連帯責任を課すことは絶対にやめるべき。大学でいえばゼミ、クラスの複数人が大麻を行っていたとしても、解散とはならない。そのような声も上がらない。運動部のみに厳しい連帯責任を課すのであれば、論拠を持って説明をするべき
。
――連帯責任について、さまざまな意見が飛んでいる
大峰 たしかに部活動において、連帯責任の効果はある。「おまえが罪を犯せば全員、試合に出られない」というプレッシャーで、薬物やいじめなどの非行を抑えられる側面はある。ただ、サッカーやアメフトのように100人、200人ぐらいの部員数となると、大所帯ゆえに問題を起こす可能性が高まる。連帯責任の風潮が変わらないのであれば、大人数の部を見直す時がきている。
――個人責任で処分は十分
大峰 問題が起きた時に、組織をなくす話が出るのは部活動だけ。たとえば、企業や官公庁で同じ問題が起きた時に、組織そのものをなくすことはないし、全ての活動を停止するのもありえない。部活動だけこれだけ厳しいのは、私はフェアじゃないと思いますし、社会全体が同じ物差しで連帯責任を負うべき。
――同部では、2018年の悪質タックル問題でも、秋のリーグ戦に出場できなかった
大峰 あの問題も、部員に責任があったのかなと思う。廃部が決まった背景にこの問題があったとすれば、今の部員は関係ないのに、(悪い伝統を)全て断ち切るという論理は少し強引。逆に不祥事で注目されたから、日大は改善されたと思って入部した子もいただろうし、入学前に全ての情報を仕入れるのも不可能だったと思う。
――薬物を使用した学生について
大峰 もちろん、大麻を吸うことはダメだし、現に警察に捕まって罰を受けている。ただ、廃部や対外試合禁止処分といった罰則は、罪のない学生が高いレベルの試合に参加する機会を奪う。大麻を吸った学生が一生、償うことができない十字架を背負うことになる。どんな謝り方をしても、(無実の)学生が活躍する舞台を、自分が奪ってしまったと。
――今後への影響は
大峰 世間は、廃部にするべきという風潮が強いと感じるが、これからも何か問題が起こるたびにただちに廃部、出場停止となってしまうことを危惧する。連帯責任を課す物差しをしっかりと定めて、空気によって処分を決めていく流れを変えていくべきと考える
12/8(金) 5:16 東スポ
https://news.yahoo.co.jp/articles/13b890bcef708da2d92f40ba9b44fd06bb337a74