【埼玉栄・高2男子死亡】「生徒が運転するなんて…」運動部OBが証言する鍵のありか 学園側「鍵は隠しているつもりだった」
【埼玉栄・高2男子死亡】「生徒が運転するなんて…」運動部OBが証言する鍵のありか 学園側「鍵は隠しているつもりだった」
転載元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1732012089/
「たしかに学校にはグラウンド整備用の車がありますが、これを生徒が運転するのはありえないですね…」(埼玉栄・運動部OB)──11月16日夜、さいたま市西区にある埼玉栄高等学校のグラウンド内で、高校2年生の男子生徒3人と高校1年の男子生徒1人の計4人が乗っていた軽乗用車が横転した。このうち、助手席に乗っていた17歳の生徒が車のドアに挟まれて心配停止となり救急搬送されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。判明している高校2年生の3人は同校でそれぞれ違う運動部に所属し、同じ学生寮に住んでいた生徒だという。大手紙記者が解説する。
(略)
なぜ免許をもっていない生徒らが深夜のグラウンド内で、軽自動車を運転できたのだろうか。前出の記者がさらに続ける。
「警察の聴取に、車を運転していた生徒は『過去にもグラウンドで(車を)運転した』と話しており、敷地内での無免許運転が常態化していた可能性があります」
OBの証言「鍵の場所は誰も知らない」
埼玉栄はサッカー部や相撲部をはじめ、スポーツの強豪としても知られる。今回の事件を受けて11月19日に、学校を運営する学校法人『佐藤栄(さとえ)学園』は記者会見を開き、謝罪した上で、事件が起こった経緯の説明をした。
同校の林昭雄教頭によると、横転した軽自動車の鍵は日ごろから車内にあり、車自体の鍵は常にかけておらず、誰でも運転できる状態だったという。事件当日はサッカー部のコーチが車を使ってグラウンド整備をしたのを最後に、サッカー部の倉庫脇に駐車されていた。横転した車は2022年8月に購入されていたものだった。
「以前から、グラウンド整備用の車はあった」と語るのはある同校運動部のOBだ。
「15年くらい前もサッカー部は黒いバンタイプの整備車をもっていて、グラウンド整備で使うことがありました。けん引する部分に特殊な金具みたいなもので“トンボ”をつなげて、グラウンドをならすんです。私の時代はそれほど使っていない印象があって、雨が降った時など週に1回くらいの頻度で使用したと思います。グラウンドは広い上に、雨が降ると、人の力だけだと整備が大変ですからね。
生徒が整備用の車を運転するってことはありえないです……。死亡事故が起きたと聞いて驚きました。当時は、練習後に車に乗るのは基本的に教員の監督かコーチだけで、生徒が同乗することすらありませんでした」
倉庫の窓ガラスが割られて…
事故前から誰でも自由にこの車を動かせる状態だったことが問題のようだ。なぜ、そのような管理体制になっていたのだろうか。学園の福島克夫総務部長に取材すると、去年の4月ごろまではグラウンド内にある、施錠されたサッカー部の倉庫で鍵を保管していたものの、同年3月に倉庫の窓ガラスが割られた事件をきっかけに車内に鍵を移したと説明。
鍵の置きっぱなしと、ドアの無施錠が常態化していた理由については「サッカー部の練習は5~6グループに分けて行われ、それぞれの練習が終わった際に監督やコーチがグラウンドを整備することになっていた。監督者の間での鍵の受け渡しが困難なため、そういった管理方法になった」と話した。OBの男性が驚いた様子でこう続ける。
「当時は、鍵のありかをそもそも生徒は知らないんですよ。先生が隠しているというか、厳重に管理していましたからね。高校生は、車の免許をもうすぐ取れることもあり興味がある年頃でしょう。そんな彼らが自由に運転できる環境にしていた学校の管理にも大きな問題がある気がします」
学校は鍵の管理についてどう受け止めているのか。前出の福島氏が話す。
「甘いと言われればそれまでですが……サッカー部の顧問らはまさか生徒が鍵を探し出して運転するとは思っていなかったと。普段は車内のグローブボックスとダッシュボードに鍵を置いていましたが外部からはわからないようになっていました。
ダッシュボードというと一般的には剥き出しの状態ですが、その車のダッシュボードには小物入れがあってその中に入れていたので、監督者も『隠している』つもりだったそうです。当該の生徒についてはまだ話を聞ける状況にないので、どういう経緯があったかを検証して対策を検討したいと思います」
警察は学校側の管理体制に過失があった可能性もあるとみて、捜査を進めている。
全文はソースで
https://www.news-postseven.com/archives/20241119_2006049.html?DETAIL