甲子園優勝の名門…なぜ勝てなくなった? 現地で見たまさかのコールド負け松山商業「愛媛では強いが」「エースが1日2試合登板」揺れる今

甲子園優勝の名門…なぜ勝てなくなった? 現地で見たまさかのコールド負け松山商業「愛媛では強いが」「エースが1日2試合登板」揺れる今

転載元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1720305087/

538718b428d986c74f3db5ecbe5803ef_s
1: 征夷大将軍 ★ 2024/07/07(日) 07:31:27.09 ID:Ol4rWDB39
ナンバー7/7
https://number.bunshun.jp/articles/-/862164

大正、昭和、平成で全国優勝を飾った高校野球の名門、松山商業(愛媛)が近年、甲子園から遠ざかっている。最後の出場は2001年夏、23年前まで遡らなければならない。

かつて高校野球の強豪といえば、カリスマ監督の指導力と猛練習によって勝ち上がっていったものだ。松山商業も例外ではなかった。

◆奇跡のバックホームも…“終わらなかった”猛練習
1969年夏の決勝戦では、三沢(青森)との延長再試合の激戦を制し、1996年夏の決勝では熊本工業(熊本)を“奇跡のバックホーム”で下し、日本一になっている。四半世紀以上経った今でも語り継がれる名勝負をモノにすることができたのは、現代では許されないような猛練習があったからだ。

「相手に1点を取らせない野球」で勝ち上がった松山商業のベースにあるのは投手を中心とした守りの野球。1996年夏の甲子園を制した澤田勝彦元監督はこう振り返る。

「松山商業は伝統的に守備力で勝ち上がっていきました。徹底して守備を鍛え、1点を守る野球です。だから当然、守備練習に割く時間が多かったですね。とにかくノックを打ちました。本数も時間も決まっていません。まあ言うたら、エンドレスですね」

10分なら10分、100本なら100本と決まっていれば選手は精神的に楽だ。しかし、いつ終わるかわからない守備練習によってメンタルが鍛えられる。誰かひとりが気の抜けたプレーをすれば、時間は伸びる。途中で給水タイムが設けられるはずもない。いつ終わるかわからないノックの嵐が守備力を向上させた。

澤田が続ける。

「練習の最後にシートノックをやって、全員がノーエラーで締めるというのが恒例でした。ライトからの送球がキャッチャーのミットにおさまったら練習が終わりという場面で、失敗を繰り返したのがあの矢野ですよ」

熊本工業との決勝戦で世紀の大返球、“奇跡のバックホーム”を見せた矢野勝嗣だった。彼の豪快な悪送球が、疲労困憊の選手たちを何度も絶望させた。

「矢野が失敗して、またイチからやり直しということがよくありました。監督としては、エラーで練習を終わるわけにはいかんからね。

ずいぶんあとになって聞いたことやけど、練習終わりに『お願いだから、野球部をやめてくれ』と同期に土下座されたことがあるらしい。『お前がやめてくれたら練習が早く終わるから』と。真顔でお願いされた時にはグサッときたと矢野が言うとったね」

◆なぜ低迷? 「ライバル私立校」「時代の変化」
こんな猛練習を積み重ねたおかげで、松山商業は全国の頂点に立った。「古臭い」と言われても、勝利を積み重ねているうちはそれが「正解」だ。しかし、近年は苦しい状況が続く。

要因のひとつはライバルの台頭。もうひとつは高校野球の変化によって。

松山商業の牙城を崩そうと目論んでいたのが宇和島東の上甲正典監督だった。1988年春のセンバツで初優勝を飾ったあと、1990年代には8度の甲子園出場を果たしている。

2002年、上甲は創部したばかりの済美の監督に就任。それ以降、愛媛県内の勢力図が大きく変わった。2004年春のセンバツで優勝、夏の甲子園では準優勝。2013年春のセンバツでも決勝まで勝ち上がった。上甲はスピードボールを投げられる投手を育て、長打力のある強打者を集めた。「力の野球」で愛媛のライバルを、日本中の強豪校を蹴散らしていった。

澤田は言う。

「1969年の日本一の時のインパクトがありすぎて、松山商業=鉄壁の守りというイメージが強かった。ずっと、守り、守り、守りでやってきました。しかし、それだけでは勝てない。ほかの県でもそうでしょう? 強豪私立がどんどん力を伸ばし、それまで伝統的に強かった公立の商業高校がなかなか勝てなくなりました」

「四国四商」と称された四国の商業高校(高松商業、徳島商業、高知商業、松山商業)も甲子園から遠ざかった。しかしその後、他の3校は無事に帰還を果たしているのに、松山商業だけ聖地に戻れない。

◆守備のミス、コールド負け…現地の光景
7月13日に開幕する愛媛大会では第1シード権を得た。140キロ台半ばのストレートを投げ込むエース・林颯太の評価も高く、優勝候補の大本命と目されている。

6月最後の土曜日、毎年恒例の明徳義塾(高知)との練習試合が行われた。松山市の中心地にある学校の正門前に、伝統のユニフォームを着た選手が数人立っていた。練習試合の観戦に訪れるファンを迎えるためだ。

三塁側のベンチ横には明徳義塾の保護者が30人ほど。ネット裏には松山商業を応援する50代~70代のファンが30人ほど集まっている。

※以降引用先で

3: 名無しさん@恐縮です 2024/07/07(日) 07:33:19.51 ID:un6HnaIQ0
四国が弱くなったのは確か

続きを読む

続きを見る