猟師「撃ってくれ!」クマに顎を食いつかれた69歳猟師の必死の叫び 同僚は「弾ねンだわ…」
猟師「撃ってくれ!」クマに顎を食いつかれた69歳猟師の必死の叫び 同僚は「弾ねンだわ…」
転載元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1758928195/

9/21(日) 7:01 集英社オンライン(※抜粋)
https://news.yahoo.co.jp/articles/21c13b53b437b378eac818c823caed5c93733aa9
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『クマから逃げのびた人々』#2
69歳猟師の壮絶生還劇
国内では北海道のみに生息するヒグマ。日本にいる陸上生物では最大の体長・体重を有する。そんなヒグマに襲われ、奇跡的に助かった猟師が語る生還の瞬間とは…。
『ドキュメント クマから逃げのびた人々』(三才ブックス)より、一部抜粋、再構成してお届けする。
■連日出没するヒグマ二頭の駆除のために牧草地へ
北海道の夏は湿度が低く、暑い日があっても総じて爽やかで過ごしやすい。山田さんがヒグマに襲われた7月。盆地の滝上町もそれなりに気温は上がるが、天候は曇りで暑くはなかった。そして、一年の中でも昼間がもっとも長い時期だった。
その頃山田さんは、夏季に牧草を刈り取るアルバイトをするくらいで、酪農の仕事はほとんど行っておらず、要請があれば駆除活動を行っていた。
その日の夕方、牧草を刈る作業がちょうど休みだったので、トラックに乗って見回りに出た。いつも走る道で仲間のトラックに会い、すれ違いざまに「またあそこにクマ出とるわ」「なら、やっつけなきゃいかんな」と会話を交わした。午後5時30分ごろに役場に連絡が入り、30代の猟師Sさんと待ち合わせをして2人で駆除を行うことになった。
■「撃ってくれ!」「弾ないんだわ!」
しばらく見当をつけてササ藪を見つめるものの、動きはない。「少なくても二発は当たっているし、今度こそ死んでいるな」と思った山田さんは、クマの死骸を確認するため、さらに崖を下りていった。
「確かこのへんだったよなぁ」とササ藪を進む。上にいるSさんの「山田さん! 動いているわ!」という叫び声が聞こえたか聞こえないうちに、突然、ササ藪の中から半矢(手負い)のクマが正面から襲いかかってきた。


