巨人入団の馬場コースケ、最強リリーフ陣”虎の巻”を伝授してしまうｗｗｗｗ

【巨人】馬場皐輔「阪神のことはよく分かっている」最強リリーフ陣“虎の巻”をＧ投へ伝授

　８日の現役ドラフトで阪神から巨人に移籍した馬場皐輔（こうすけ）投手（２８）が１２日、東京・大手町の球団事務所で入団会見に臨んだ。背番号は「３６」。３８年ぶりの日本一を成し遂げた岡田阪神に「全力で立ち向かっていきたい」と気合をみなぎらせ、古巣で得た強力リリーフ陣の“虎の巻”を手にフル回転を誓った。

　“馬場スマイル”全開だった。巨人入団を「うれしい。自分のチャンス」と前向きに捉え、決意を新たにした。苦楽を共にしてきた阪神の仲間たちも、来年からは敵。「ジャイアンツの一員として全力で立ち向かっていきたい。阪神のことはよく分かっている。投げられるというのは楽しみ」と打倒・岡田阪神を高らかに宣言した。

　今季の巨人は、阪神戦で６勝１８敗１分けと惨敗を喫した。リリーフ陣が終盤に打ち込まれて競り負ける試合が何度もあり、独走Ｖを許した。そんな難敵の一員だった馬場は今季、主に中継ぎで１９登板。１２球団トップの救援防御率２・３７を誇る鉄壁ブルペン陣の一員だった。安定感と一体感は、今も心に刻み込まれている。どのようにして、最強リリーフ陣が形成されたのか。

　「中継ぎを引っ張っている岩崎さんが防御率を大事にしている。ゼロにこだわっている。３者凡退だったり、後輩選手もそこに向かっている。本当に完璧を求める姿勢がみんな強い。それが結果として、中継ぎ投手の投球につながっている」

　岩崎はクローザーとして６０登板で３５セーブ、防御率１・７７。ブルペンを支えた左腕から馬場も多くを学んできた。２年連続のＢクラス４位に沈んだ巨人の救援防御率はリーグワーストの３・８１。まずは自身が阪神で得た経験を投球で体現し、「いろんな選手と話をする」と最強救援陣の極意をＧ投に還元する考えを明かした。

　古巣で受け継がれてきた「粉骨砕身」の精神を貫く。阪神で２４３セーブを挙げたレジェンドＯＢ・藤川球児氏（本紙評論家）の信念で、現在も多くの後輩たちが心の真ん中に置く。馬場は起用法を問わず、Ｖ奪回を目指すチームのため「１年間を通して１軍で投げたい。本当にたくさん、どんな場所でもフル回転で投げたい」と気合を込めた。

　躍動感あふれるフォームから１５０キロ超の直球、カットボール、スプリットを操るタフネス右腕。阿部巨人の救世主となるべく、第二のプロ野球人生をスタートさせる。

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