有識者「NPBは韓国や台湾を巻き込んで「アジアスーパーリーグ」を作るべきだ」
有識者「NPBは韓国や台湾を巻き込んで「アジアスーパーリーグ」を作るべきだ」
転載元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1735199520/
米大リーグからFAになった外野手では注目の一人で、来季はホークス打線の中軸になることを期待される。26歳のソトはナショナルズ時代の2020年に首位打者タイトルを獲得。今季は打率.288、41本塁打、109打点でヤンキースのア・リーグ優勝に貢献した」――。
もしも、日本にメジャーリーグ(MLB)に匹敵するようなプロ野球リーグがあったなら、今頃はそんなニュースが流れていたかもしれない。
もしも、日本プロ野球(NPB)がMLBに匹敵する経営規模のリーグだったなら、ソト獲得を逃した読売ジャイアンツや阪神タイガースがコービン・バーンズ投手(前オリオールズ)や、
アレックス・ブレグマン内野手(前アストロズ)を狙っているというニュースが飛び交っていたかもしれない。
それだけで育ててもらった会社への忠誠心や上司や同僚に対する義理人情を捨てるわけがない。会社が容認してくれるのならば、より良い待遇の会社を選ぶ方が自然なことで、同じ仕事をしながら、年収500万円より5000万円。年俸5億円より50億円を目指すのは当然なのだ。
残された社員が考えるべきことは、「どうしてウチの会社は優秀な社員を海外の同業者に引き抜かれてしまうのだろう?」である。
NPBの平均観客動員数はMLBと同規模(約3万人)で、むしろNPBの方が客が入っているというのが真実なら、「どうして、総収入はMLBの約1.5兆円に対して、NPBが2000億円以下なんだろう?」と考えて然るべきではないか。
すでに多くの著名人が指摘しているように、両国間のテレビ(ストリーミング・サービス)放映権や、高額チケット=VIPルームの数、売店収益の分配率など球場における収益の大きな違いなど、
格差が生まれる土壌は明確化している。水面下で改革が進んでいるのなら、一刻も早く結果を出すべきで、まったく進んでないのなら今すぐ何か手を打つべきだろう。
さらに球団と地域社会の関係や、貨幣価値の相違、外国人労働者の流入などなど、日米格差解消のための課題は数え切れない。だが、それを解消できない限り、今後も日本から米国へ旅立っていく選手は増え続けるのみである。
日本だけでは心許ないのなら、世界的な企業も多い=経済力のある韓国(KBO)や台湾(CPBL)を巻き込んで、全28球団のアジア・スーパーリーグみたいなものを新たに立ち上げて、MLBに匹敵する経済規模のリーグを作ったっていい。
そうなると、「日本一」や「セ・リーグ優勝」という枠組みが問題になるだろうけれど、我々日本人なら伝統を崩さず、MLBと比肩できるような国際的なリーグにすることは可能なのではないか。
なぜなら、稚拙なポスティング容認も、アメリカからで戻ってからのFA移籍も、35歳の海外移籍も、本質的には同じ構造上の問題=「日米のプロ野球リーグ間に埋めようのない格差がある」からこそ起こったのだから。
もしも、日本にMLBに匹敵する経済規模のリーグが存在したのなら、菅野はかつてあんなに入団を熱望した巨人を後にしてまで、オリオールズに移籍していたのだろうか。
そう思わずにはいられない、2024年の年の瀬なのである――。