2024年プロ野球の本塁打数は975本 2023年から275本減 1000本を切ったのは2011、2012年以来
2024年プロ野球の本塁打数は975本 2023年から275本減 1000本を切ったのは2011、2012年以来
転載元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1730810026/
この現象について、シーズン中から何度も「野球の魅力が損なわれている」と警鐘を鳴らしていたのが『週刊プレイボーイ』本誌おなじみの野球評論家、お股ニキ氏だ。改めて、今季の打低ぶりを総括してもらおう。
「投手のレベルアップやストライクゾーンの拡大など、その要因は複合的ですが、特に今季は『飛ばないボール』の影響が大きかった。私は2021年の半ばあたりから『ボールがどんどん飛ばなくなっている』と指摘してきましたが、それ以前のボールであれば、今季2割9分台の打者は軒並み3割に届いていたはずです」
3割打者が減ったからといって、決して打者のレベルが下がったわけではないのだ。
今季の12球団総本塁打数は975本。昨季から275本も減っただけでなく、1000本を切ったのはあの「統一球問題」で揺れた2011、2012年以来。
ドジャース・大谷翔平の本塁打量産で沸いたMLBとの差を感じずにはいられない。ただ、「飛ばないボール」で本塁打数が減るのは道理として、3割打者まで減るのはなぜなのか?
「打者は『飛ばないな』と思った時点で、少し反動をつけたり、力んでしまったり、本来のスイングができなくなるんです。その上、飛距離が落ちれば、以前なら観客席にまで飛んでいたファウルボールを捕球される機会も増加。
さらに、外野の頭を越えにくいため、外野手はより前進守備になり、ヒットゾーンも減少。打球速度も遅くなるため、野手が打球に追いつく場面が増えますし、球界全体で打率が下がるのも納得です」
「得点が入りにくくなれば、防御率が全体として下がるのは当然です。だからといって、勝ち星が増えやすくなるわけではないですし、防御率2点台なのに負け越してしまう投手も出てきます。果たして、それが健全な野球でしょうか。