【MLB】米メディア、ダルビッシュは称賛もパドレス打線を痛烈批判 「チームが彼を見殺しにした」「恥を知れ」「ひどかった」

米メディア、ダルビッシュは称賛もパドレス打線を痛烈批判 「チームが彼を見殺しにした」「恥を知れ」「ひどかった」

◇１１日（日本時間１２日）　ナ・リーグ地区シリーズ第５戦　ドジャース２―０パドレス（ロサンゼルス）

　パドレスのダルビッシュ有投手（３８）は、敵地の最終第５戦で先発し、６回３分の２を３安打２失点と好投した。７７球で４奪三振（Ｋ）、２与四球。ソロ２発を被弾したのみだったが、援護なく敗戦投手となった。パドレスは２勝３敗で敗退が決まった。

　米メディアはダルビッシュを持ち上げ、同時に２４イニング連続無得点となったパドレス打線を下げた。

　米フライアーフィルは「ダルビッシュには、もっと良い結果がふさわしかった。チームが彼を見殺しにした。『ＳＨＡＭＥ　ＯＮ　ＴＨＥＭ（恥を知れ）』」と痛烈だった。

　米ＳＤニュースは「もし、試合前に『ダルビッシュは６回３分の２をわずか３安打、２失点に抑える』と言われたら、『じゃあ、パドレスは９割方勝てるな』と答えていただろう。打撃陣のパフォーマンスは言い訳できないほどひどかった」と報道。

　米ゴールドボーイズも「畏敬の念を抱かせる投球だった。パドレスが彼を失望させた」と伝えた。

　また、米ジ・アスレチックのメリッサ・ロッカード記者は「ダルビッシュは本当にいいヤツみたいだ。いつか彼が（ワールドシリーズ優勝）リングを手にするのを見たい。彼は３８歳（とても信じられないが…）だが、来年もこの舞台に来られるよう願っている」とＸ（旧ツイッター）で記した。

　ダルビッシュと大谷翔平選手（３０）との直接対決は３打数無安打、２三振に抑えた。

　投げ合ったドジャースの山本由伸投手（２６）は先発で５回を２安打無失点、２Ｋでポストシーズン（ＰＳ）初勝利。ドジャースは１３日（同１４日）に当地で開幕する７回戦制のリーグ優勝決定シリーズで、千賀滉大投手（３１）の第１戦先発が見込まれるメッツを迎え撃つ。