岡田監督「優勝したけど野手で『今年が野球人生でキャリアハイ』って人は誰もいない」

近本　.285 8 54
中野　.285 2 40
森下　.237 10 41
大山　.288 19 78
佐藤　.263 24 92
ノイジー　.240 9 56
木浪　.267 1 41
坂本　.226 0 21

阪神・岡田監督、選手に『タイトル獲得』指令　打率、本塁打、打点…「もっともっと上を残せる」

　阪神の岡田彰布監督（６６）が選手たちに個人タイトル奪取指令を出した。阪神球団は２９日、政財界の関係者やＯＢらを大阪市内のホテルに招いて「日本一・リーグ優勝報告会」を開催。冒頭であいさつした岡田監督は来季に向けて「個人のタイトルを狙う」ことを選手に求めた。

　スイスイと１８年ぶり優勝へ向けて進んだシーズン。岡田監督は壇上で「９月になったらもう開幕の頃とは見違えるくらい力つけて、ホント強いチームなって、ああこれもう負けないなあ、と。そういうことあんまり口には言えないんですけど、心の中ではそれぐらいの感覚で９月は野球してました」とチームの成長を振り返った。

　もっとも、指揮官は現状をベストとは思っていない。「選手は誰一人…、４年、５年（目）というまだ若い選手が多いんですけど、まだキャリアハイの数字を残した選手はいない。まだまだこれから自分の数字的にはもっともっと上を残せる」。個々の技量アップを見込み、こう続けた。

　「首位打者とかホームラン、打点、そういったタイトルを、個人のタイトルを狙うところにはまだまだいっていない。来年以降それにもっともっと近づいて、力をつけて近づくと思う」

　中野が安打、近本が盗塁、大山が出塁率でそれぞれタイトルを取った一方で、打率、本塁打、打点の主要３部門を争える選手はいなかった。「今年以上のチームづくりをして、もっともっと強いチームを来年以降つくっていきたいと思う」。岡田監督が思い描く「もっと強い」阪神には、主要タイトルを奪う主軸が求められる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1f741c5763e5930c2c2ae1d9945ae4eb78deb0e2