イチロー氏 全力野球から全力講演「ピンチは自分を前に進めるためのチャンスだったっていう日が来てほしい」
イチロー氏 全力野球から全力講演「ピンチは自分を前に進めるためのチャンスだったっていう日が来てほしい」
転載元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1700660468/
最初の一言目は笑顔から始まった。
イチロー:
おはようございます。どうですか皆さん体調は?元気?もう一晩寝たらスッキリしちゃうの、高校生は? いいね、僕はボロボロです。マジでボロボロだから。えらいことですよ。
今年で50歳になったイチローさんは、前日の試合で投げては9回116球の完封勝利、打っては5回に3年目にして待望の初ヒットの二塁打を放った。この大会はかねてより“全力”でプレーすることが信条だ。もちろん、この日の講演会でも高校野球女子選抜チームからの質問に“全力”で答えた。
■ピンチは実はチャンスなんだとはなれない
Q.試合でピンチの時とかチャンスの時にどういうメンタルで挑んでいますか?
イチロー:
よくピンチはチャンスとかって言うんだけど、そんなメンタルには全然なれないです。そんなに強くなれない、まぁ少なくとも僕はね。ピンチはピンチだったし、チャンスも割と自分が追い込まれた状態、精神的にね。そういうことも多かった。だけど、後にあのピンチは自分にとってチャンスだったんだって思えることはたくさんあった。
その瞬間は無理だよ、このピンチは実はチャンスなんだとはなれない。まぁそういう人もいるかもしれない。そうやって自分を思い込ませることは可能かもしれないけど、僕にはそれは出来なくてピンチはピンチとして捉えて、でもそれを超えられたら後の自分が、あの時のピンチとか壁とかいろんな表現があると思うけど、それは自分を前に進めるためのチャンスだったんだっていう風になる日が来てほしいね。
つまりそれは、未来の自分がどうであるかによるかな。勝負の世界だから勝ち負けが付くわけだけど瞬間瞬間で。そこで逃げ続けた人はおそらくそれは達成できないよね。なんとかそこでリラックスしようとか平常心を保とうとテクニカルなことでそれが出来たとしても僕は成長したとは言えないと思う。厳しいけど追い込まれた状態の中で自分を必要以上に追い込む必要はないんだけど、ピンチをもっとピンチにする必要はないんだけど、僕は額面通りのピンチで立ち向かう、それを繰り返してきました。
11/22(水) 21:21配信 TBS 全文
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e54c300d695384757386d42ab15500305a1186a?page=1
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