【速報】電動バイク「モペット」の悪質運転相次ぐ 検挙2年間で26倍にまで増加
【速報】電動バイク「モペット」の悪質運転相次ぐ 検挙2年間で26倍にまで増加
ペダル付き電動バイク「モペット」を巡る交通違反が急増している。
警察庁によると、2024年に全国で検挙された違反件数は2,538件。前年(345件)の約7倍、2年前の約26倍にあたる。主な違反は「ナンバープレート未設置(778件)」「無免許運転(526件)」「ヘルメット未着用(505件)」など。
モペットは外見こそ自転車に似ているが、モーターで自走できる場合は原付扱いとなり、免許や登録が必要だ。人身事故も22~24年の間に152件発生。大阪や東京では飲酒・無免許での事故も報告され、悪質化が懸念されている。
警察庁は「正しい区分の認識が広まっていない」として、取締りと周知の両面で対策を強化する方針。
■要約
・モペット違反、2024年に2,538件で過去最多。
・主な違反はナンバー未設置、無免許、ノーヘル。
・人身事故も152件、飲酒・逃走例も発生。
・警察庁「取締り強化と啓発が急務」と警鐘。
■解説
モペットは「電動アシストのようで原付扱い」というグレーな存在。
手軽さから若者や外国人労働者の利用が急増する一方、法的知識の欠如が事故やトラブルを招いている。
スマホ感覚で“乗れるモビリティ”が増えるほど、ルールを理解せず使う層も広がる。
技術の進化に法整備と教育が追いつかない現状が、数字として表れた形だ。
今後はメーカーへの表示義務や、シェアサービス事業者への責任強化など、制度的なアプローチも避けられないだろう。
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