MLB東京シリーズ、12枚43万円のチケットを789万円で転売…　空調設備会社社長の男を略式起訴　罰金100万円

ＭＬＢ東京シリーズ、１２枚４３万円のチケットを７８９万円で転売…罰金１００万円

　３月に東京ドームで行われた米大リーグ開幕戦・ＭＬＢ東京シリーズのチケットなどを高額転売したとして、東京地検は１３日、空調設備会社社長の男（５４）（千葉県船橋市）をチケット不正転売禁止法違反で東京簡裁に略式起訴したと発表した。同簡裁は同日、罰金１００万円の略式命令を出した。

　発表によると、男は２月１４～１５日、ドジャース対カブスの開幕戦のチケットなど１２枚（計約４３万円）を仲介サイトに出品し、３人に計７８９万円で不正に転売したとされる。

　同シリーズを巡っては、当初から高額転売が懸念されたため、主催者側は国内で、インターネット上で授受しやすい電子チケットを発行せず、紙のチケットを使用した。転売が判明したチケットは無効化するなどの措置を講じていた。