【公金の重み】Colabo仁藤夢乃さん、衝撃の告白「性売買業者たちが”若年女性支援事業”のお金と女性支援団体としての立ち位置を取りに来た」

【公金の重み】Colabo仁藤夢乃さん、衝撃の告白「性売買業者たちが”若年女性支援事業”のお金と女性支援団体としての立ち位置を取りに来た」

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※全文

Colabo攻撃の最も深刻な影響について、私はまだColabo潰しを恐れて語れていないことがありますが、それらは「支援団体」を名乗る人たちと権力との関係、「若年女性支援事業」の実態に関するものです。そのうちの一つがこれでした。

私たちが語れないであろうことを利用して、お金儲けを優先したり、
そのために「女性支援」を利用する人たちがいて、私も口封じされてしまっている状況を苦しく思い、どうしたらいいのかと悩み続けていますが、どのようにして真実を知らせて、少女たちの置かれた状況や必要な支援を理解する人を増やしていくのかと日々考えています。

性搾取を正面から批判し、性搾取のなかにいる少女たちとつながるColaboに対する深刻な妨害に関する性売買業者、議員、東京都、「支援団体」の動きに、私たちが対峙しているものの大きさと力を感じながら、なんとか踏ん張っているのがこの1年半の状況です。

Colaboは2018年に始まった「若年女性支援モデル事業」の設計段階から、「草の根の女性団体に予算がつき、全国に若年女性支援が広がれば」との思いで厚労省や東京都との事業に取り組んできました。はじめは1千万円だった委託費も、実態を示すなかで4600万円と事業に見合う金額まで引き上げさせました。
厚労省の女性支援法の検討会の構成員にもなり、性搾取の実態を訴え、若年女性支援も法律に組み込まれ、性搾取の構造から抜け出すための支援の必要性も明記され、この4月から施行されました。(しかし、妨害の過程で「性売買」という言葉は消されてしまいました)

それに伴い、新法が制定された2022年から性売買業者や、それに近しい議員らがあらゆる政党を超えて連帯し、Colaboに対する深刻な妨害をバックアップしました。
さまざまな権力者達の動きがあり、このような団体が「若年女性支援事業」のお金と、女性支援団体としての立ち位置を取りに来た。そのことはColabo攻撃の深刻な影響の一つです。

ヘイト・デマに溢れた誹謗中傷記事(画像)を書かれたにも関わらず、Colaboの活動を理解し、応援しているはずの議員からも「挑発に乗らずに支援する側が力を合わせる事に努めて欲しい」などと言われました。そういうことにももう慣れました。

「支援団体や運動を分断」しないためにこの記事に反応するなということを言われるとき、いつも加害者の側ではなく、被害者に黙ることが求められるのです。守りたいものは、少女たちではなく、自身の利害関係や付き合いのある「支援団体」に対する幻想なのでしょう。

このような動きを見抜けずに、「良いことをしているから」と思ってしまう人が多いのも事実です。それをよくわかっているから、業者は「支援団体」を利用するのです。
行政や政治は、ただバカなのではなくて、市民にバレないと思っているのだと思います。だから多くの市民がこのことを知り、目を背けないことが大切だと思います。だけど真実を語れば攻撃は酷くなります。

Colabo攻撃の一環として、22年度に、様々な自称「支援団体」が性売買業者のバックアップを受けて立ち上がりました。
買春者撲滅団体などと名乗って、大久保公園周辺をパトロールをしているとPRしながら、実際には性売買業者を少女たちに紹介していたり、少女にご飯や医療を提供するとうたって性売買業者が立ち上げた団体が困窮者支援団体とイベントをしたり、アウトリーチを称して「Colaboっていう怖いところがあるから行かない方がいい」と少女たちに声をかけて回ったり、ゴミ拾い活動を称してColaboのアウトリーチを妨害する団体が生まれたり、街の安全を守る名目で性搾取構造を温存させる活動をする自警団が生まれたり、こども食堂と称して性売買業者に近しい人物が「支援」を始めたり、様々な形で、女性に対する搾取や性売買を温存させようという人たちが「支援」に入り込んでいます。

とても深刻な状況で、どのように打開したらいいのかと、先が見えないと感じることもありますが、私たちはこうした嫌がらせに屈せず、真実を語り、地に足をつけて活動を続けることがなによりの抵抗であると考えています。

多くの方に現状を知らせること、それが状況を変える力になると思います。だからこそ、それを恐れ、デマを拡散する人たちがいるのです。私たちが真実を語ることに対して、彼らはデマで私たちの社会的評価を貶めて、歪めるしかないのです。

「告発しましょう!弁えないで!」

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