筒香、明鏡止水の域に達していた「静かで怖い。澄んだ水のようにクリア」

「殺気がないんですよね。気配がない。なんていうのかな…怖い。静かで怖い。澄んだ水のようにクリアで、だから（心が）読み取れない」。そう語るのは、ＤｅＮＡの大村巌育成打撃コーチだ。２軍の打撃コーチだった２０１３年オフ、まだくすぶっていた若き日の筒香を飛躍へと導いた。筒香の帰国後、打撃投手を務めるなど練習をサポートする中で、「無駄をそぎ落してきた」という教え子の打席での変化を感じ取った。

「バッティングは研ぎ澄まされ、切れ味が鋭くなった。粗っぽさはなくて、本当にシンプル。だけど、中身はものすごく深い。いろんな球を打ってきたな、経験してきたなという感じ。『筒香嘉智』という本のページが増えた」と大村コーチ。マイナーや独立リーグで過ごす時間も多く、さまざまな投手と対峙（たいじ）する中で試行錯誤の末にたどりついたのだろう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5a0d05277588da31bb44b60757d7547d896bd0c4

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